あとでやろうは馬鹿野郎っ!

院生とかいう謎の生物のブログ

知っているのと知らないの大きな違い

「マジョリティ/マイノリティなんて今まで聞いたことがない。」

これを聞いたときの私が受けた衝撃たるや…

と言うより、最早ドン引き。

その引き具合は一周まわって笑顔になるレベル。

 

名前もどこの高校に通っているのかもわからない、

見ず知らずの女子高生の発言なら全く気にも留めなかったが。

それが我が愛する妹の発言となれば話は別。

 

いやいやお前さん。

マイノリティぐらいは知っててくれよ。

何を隠そう、お前さんの姉であるところの私は、

世間でいうところの「性的マイノリティ」ってやつなんですぜ?

といってもまぁ、性倒錯しているわけではなく…

単に女性として女性が好きなレズなんですけれども…

当の妹はそんなこと知らないわけで。

「マジョリティ/マイノリティ」って言葉を知らなくても

今の今まで生きてこれたのだから、幸せなのかもね。

 

知ってる知らないでいうなら、多くの情報を持っている方が有利だとは思う。

でも昨今のネットに投稿される情報を見ていると、悪意を持って

「嘘の情報」を流していると思われる投稿を見ることが多々ある。

 

しかも、当然それらは一見するとあたかも「本当のこと」のように書かれている。

情報の真偽を確かめる術を持っていれば、若しくは

情報の真偽を確かめるだけの時間と精神的余裕があれば

そのような「嘘の情報」に惑わされることはないと思うが。

 

 

私も大好きな「Twitter」を見ているとまぁ騙されている人が多いこと、多いこと。

投稿者は「ネタツイート」と称しているけれども。

RTで私のTLにまで回ってくる、当該のツイートだけを見るなら、

私でもその「嘘情報」のツイートを信じるだろう。

(というか実際信じてしまったことが何回もある。)

 

Twitterなんて、ユーザー個人の呟きなわけで。

企業の公式アカウントですら、極稀に誤った情報を流していることもあるというのに。

皆さんあまりにも純粋すぎて、誰かがRTで回した件のツイートに

まんまと騙されて、信じ切って…

 

個人が不利益を得るくらいならまだましだけれど。

それが風評被害にでもなったらさぁ大変。

 

 

出所は、一人の何の気なしにつぶやいたネタから

日本を巻き込む風評被害に!なんてことも起こりえるわけで…

そうなったときに、「じゃあ誰が悪いの?!」

といえば、もちろん「最初にツイートをした人が悪い!」となるのかもしれないけれど。

私は、そのツイートの内容の真偽を碌に確かめもせずに大多数の人の目につくようにRTという形で広めた不特定多数の人も、最初のツイートをした人と同じくらい悪いと思う!と言いたい。

 

 

あぁ、もちろん悪い人ばかりだとは思っていない。

善意の書き込みだってたくさんあるし、

それらの書き込みには、もう何度も助けられてきましたし。

 

ただこれだけは言いたい(特にTwitter)。

善意の気持ちで「拡散希望」と書き、他人のことを陥れるのは止めません?

腹が立つのは分かります。ひどいことをされて悲しいのもわかります。

でもそれで、「この人が(@~~~~)私にこんな酷いことをしてきたんです!」

「この人(@~~~~)をブロック!報告!してください」って・・・

なんかもう中世の魔女狩り的雰囲気が出ていて、傍から見ていて怖いです。

 

そういうツイートが流れてきたら、該当ツイート主がその加害者と言われている人に何をされたのか、現時点で加害者とされている人は一体何をしでかしたのか、確認したうえで、両方をブロックします。

 

 

人に助けを求めることは間違っていないし、良いことだともうけどね。

ネットの中でそれをやったらいけないと思う。しかも友人とか知り合いとかの身内だけでやるならまだしも。全く知らない人にまで「こいつが私に酷いことしたんですよ!」っていう必要あるかな?

 

刺された!とか殴られた!とか・・・

そういうことなら警察を頼ればいいじゃないですか。

それは誰が見ても聞いても犯罪なのですから。

 

でもそうじゃないなら、そんな見ず知らずの人間の視界に入る形で

これまた見ず知らずの人間の糾弾をしなくても…

なにもそこまでする必要ないじゃない・・・

実際に大勢の人が見ている前でその人のことを糾弾することができるならば

ネットでもすればいいけど…(どうぞご自由にの精神

 

大多数はそうじゃないんだと思う。

そいつに面と向かっていう勇気なんてないんだと思う。

現代人はネットで自由に発言ができるようになった代わりに

現実世界で発言する力(能力?)を失ったんだと思う。

 

昔がどうだったのかなんて知らないけれど。

 

そして、最後に私自身の保身のために言うと

これは単なるオタク腐女子の呟きで

発言の根拠となるものは一切ありません。

全ては私の経験したこととと、

感じたこと、思ったことで構成されています。